2005年 04月 02日
クラムボンは 笑ったよ。
|
今日はFlashのお話でもなんでもなくて本当に雑記です。
「やまなし」というお話を知っているでしょうか?
宮沢賢治さんの作品で国語の教科書に載っていたものです。
少し引用すると
二ひきのかにの子供らが、青白い水の底で話していました。
「クラムボンは 笑ったよ。」
「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」
「クラムボンは はねて笑ったよ。」
「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」
上の方や横の方は、青く暗く鋼のように見えます。そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗いあわが流れていきます。
「クラムボンは 笑っていたよ。」
「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」
「それなら、なぜクラムボンは 笑ったの。」
「知らない。」
つぶつぶあわが流れていきます。かにの子供らも、ぽつぽつぽつと、続けて五、六つぶあわをはきました。
それは、ゆれながら水銀のように光って、ななめに上の方へ上っていきました。
こんな感じです。
全文はこちらから見てください
クラムボンはこの後死んでしまい、その後また笑ったという記述がありました。
クラムボンとは教科書に「作者の造語」とあるだけで何の説明もされておらず、というのもこの意味について生徒に議論させる授業があるからです。
僕がこの授業を受けたときのことはよく覚えているのですが、クラスの殆どの人間が泡と答えたのに対して僕は太陽と答えました。
水面下から見る太陽が「かぷかぷ笑った」「はねて笑った」という表現に合っていたのと、
この後、魚が光をさえぎった→クラムボンが死んだ 魚が通り過ぎる→クラムボンがまた笑った という記述からの推測です。
つまり蟹の兄弟は水面下から見る太陽を見上げて「クラムボン」と呼んでいた。それが水面でゆらゆらとゆれる様子を笑ったと言っていたというわけです。
議論でその理由を主張したものの人数には勝てずに、結局クラスの結論は泡ということに決まったのですが、今でも僕は太陽だと信じています。
最近ひょんなことからこれを思い出してネットのあっちこちを検索してみたのですが、太陽と答えているページは残念なことに見つかりませんでした。
似ているもので「光」と答えているページがありました(児童の議論を記録したページ)
しかし、その最後に光は跳ねたりしないと反論されていました。
よっぽどこの議論に混じって、光とちょっと似てるけど太陽だと思います!とでも答えたいところですw
どのサイトを探しても太陽と答えているページは無くちょっと寂しくなりました。
子供の頃、クラムボン=太陽という答えを考えた人、いらっしゃらないでしょうかね?
p.s.
ネットのクラムボンに対する解釈は
蟹の仲間、人間、泡、光、兄弟蟹のどちらか、やまなし、プランクトンのもじり、妹、カワセミという感じで多種多様。
僕としては太陽以外に考えられないと思っていただけに結構びっくりです。
ってか妹って何?
「やまなし」というお話を知っているでしょうか?
宮沢賢治さんの作品で国語の教科書に載っていたものです。
少し引用すると
二ひきのかにの子供らが、青白い水の底で話していました。
「クラムボンは 笑ったよ。」
「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」
「クラムボンは はねて笑ったよ。」
「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」
上の方や横の方は、青く暗く鋼のように見えます。そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗いあわが流れていきます。
「クラムボンは 笑っていたよ。」
「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」
「それなら、なぜクラムボンは 笑ったの。」
「知らない。」
つぶつぶあわが流れていきます。かにの子供らも、ぽつぽつぽつと、続けて五、六つぶあわをはきました。
それは、ゆれながら水銀のように光って、ななめに上の方へ上っていきました。
こんな感じです。
全文はこちらから見てください
クラムボンはこの後死んでしまい、その後また笑ったという記述がありました。
クラムボンとは教科書に「作者の造語」とあるだけで何の説明もされておらず、というのもこの意味について生徒に議論させる授業があるからです。
僕がこの授業を受けたときのことはよく覚えているのですが、クラスの殆どの人間が泡と答えたのに対して僕は太陽と答えました。
水面下から見る太陽が「かぷかぷ笑った」「はねて笑った」という表現に合っていたのと、
この後、魚が光をさえぎった→クラムボンが死んだ 魚が通り過ぎる→クラムボンがまた笑った という記述からの推測です。
つまり蟹の兄弟は水面下から見る太陽を見上げて「クラムボン」と呼んでいた。それが水面でゆらゆらとゆれる様子を笑ったと言っていたというわけです。
議論でその理由を主張したものの人数には勝てずに、結局クラスの結論は泡ということに決まったのですが、今でも僕は太陽だと信じています。
最近ひょんなことからこれを思い出してネットのあっちこちを検索してみたのですが、太陽と答えているページは残念なことに見つかりませんでした。
似ているもので「光」と答えているページがありました(児童の議論を記録したページ)
しかし、その最後に光は跳ねたりしないと反論されていました。
よっぽどこの議論に混じって、光とちょっと似てるけど太陽だと思います!とでも答えたいところですw
どのサイトを探しても太陽と答えているページは無くちょっと寂しくなりました。
子供の頃、クラムボン=太陽という答えを考えた人、いらっしゃらないでしょうかね?
p.s.
ネットのクラムボンに対する解釈は
蟹の仲間、人間、泡、光、兄弟蟹のどちらか、やまなし、プランクトンのもじり、妹、カワセミという感じで多種多様。
僕としては太陽以外に考えられないと思っていただけに結構びっくりです。
ってか妹って何?
by tail_y
| 2005-04-02 05:42
| 日記